タイヤの寿命と製造年の見方|交換時期の目安・スリップサイン・ロードインデックス

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タイヤの寿命と製造年の見方 使用開始後5年で点検 製造後10年で交換の目安 スリップサインは残り溝1.6mm

タイヤの交換時期は、溝の残りだけでは決まりません。ゴムは年数とともに劣化するため、溝が残っていても古いタイヤは交換が必要になることがあります。お客様に交換をすすめるときは、製造年と溝の深さの両方を見せて説明するのが確実です。

このページでは、日本自動車タイヤ協会(JATMA)の資料と、道路運送車両の保安基準の細目告示をもとに、タイヤの寿命の目安と規格の読み方をまとめました。

タイヤの公式情報

タイヤの製造年の見方

製造年と週は、タイヤ側面に4桁の数字で表示されています(JATMA)。

表示 意味
1220 2020年の12週目に製造(2000年以降は4桁)
0326 2026年の3週目に製造
159 1999年の15週目に製造(1999年以前は3桁)

前の2桁が週、後ろの2桁が年です。車検や点検で入庫した車のタイヤの製造年を記録しておくと、次回の交換提案のタイミングを根拠を持って伝えられます。

タイヤの寿命の目安(5年で点検・10年で交換)

経過 JATMAの推奨
使用開始後5年以上 継続して使えるか、タイヤ販売店などですぐに点検を受ける(スペアタイヤも同時に)
製造後10年 外観上使えそうでも、新品に交換する(スペアタイヤを含む)
10年は「目安」:JATMAは、10年は目安であって使用期限ではなく、品質保証期間でもないと注記しています。車両メーカーが取扱説明書に交換時期を書いている場合は、その記載も確認します。使い方や保管状態によっては、10年より前に交換が必要になることもあります。

スリップサインと残り溝1.6mm

タイヤの使用限度は残り溝1.6mmです。保安基準第9条第2項と細目告示第167条第4項第2号で、滑り止めの溝は接地部の全幅にわたり、どの部分でも1.6mm(二輪は0.8mm)以上の深さが必要と定められています。ウエア・インジケータ(スリップサイン)で判定してもよいとされています。

タイヤ 使用限度
乗用車用・一般 残り溝1.6mm(スリップサインで溝が途切れる)
小形トラック用で高速道路を走る場合 2.4mm以上(JATMA)
二輪 0.8mm
冬用タイヤとしての使用 新品時の50%(プラットホームが現れる)

冬用タイヤのプラットホームは、残り溝が新品時の50%になると現れる目印です。位置を示す「↑」が両側面の周上4か所以上にあります。JATMAは、溝深さが50%未満のタイヤを冬用タイヤとして使わないよう呼びかけています。

ロードインデックス(LI)の読み方

ロードインデックスは、タイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示す指数です(JATMA)。細目告示第167条第4項第1号で、積車状態の軸重を輪数で割った荷重は、タイヤの負荷能力以下でなければならないとされています。

LI 負荷能力
80 450kg
84 500kg
88 560kg
91 615kg
95 690kg
100 800kg

インチアップや輸入車のタイヤ交換では、元のタイヤと同等以上のLIを確保します。XL(エクストラロード)規格は、通常より高い空気圧でより大きな荷重を支えられるように設計されたタイヤで、同じLIでも必要な空気圧が標準規格と違います。速度記号はH=210km/h、V=240km/h、W=270km/h、Y=300km/hです。

空気圧の点検

項目 JATMAの推奨・基準
点検の頻度 最低1か月に1度。走行前の冷えているときにエアゲージで
調整の範囲 指定空気圧を基準に0〜+20kPa
指定空気圧の表示場所 取扱説明書か、車両のドア付近のプレートなど
自然に下がる量 1か月で5%程度(試験条件で差がある)
スペアタイヤ 同じように点検する

整備工場・販売店での説明のしかた

  • 点検時に、4本とスペアの製造年週と残り溝を記録する
  • 使用開始後5年を超えていれば、ひび割れや変形を点検したうえで状態を伝える
  • 製造後10年を超えていれば、JATMAの推奨として交換をすすめる(目安であることも伝える)
  • 冬用タイヤはプラットホームが出ていないか確認する
  • 替えるときはサイズ・LI・速度記号が元と同等以上かを確かめる

交換時のホイールナットの締め付けトルクは締め付けトルクの正しい調べ方で解説しています。タイヤ関連の公式サイトは、トップのリンク集の「タイヤ」の項目にまとめています。

スペアタイヤ・応急用タイヤも点検する

JATMAは、長期経過タイヤの点検と交換の目安をスペアタイヤにも当てはめています。ふだん使わないため劣化に気づきにくく、いざパンクしたときに使えないことがあります。空気圧もスペアタイヤを含めて点検するよう呼びかけています。

Tタイプの応急用タイヤは、乗用車用ラジアルタイヤ(最高350kPa)よりも高い420kPaが最高空気圧とされています。応急用は文字どおり応急の走行のためのもので、修理や交換までのつなぎとして使うよう案内します。

タイヤの寿命のポイント(まとめ)

タイヤの寿命は溝の残りと年数の両方で判断します。製造年週はタイヤ側面の4桁の数字で、前の2桁が週、後ろの2桁が年です(例:1220は2020年12週)。日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、使用開始後5年以上のタイヤは点検を受け、製造後10年たったタイヤは外観に問題がなくても交換するよう勧めています(10年は目安で使用期限ではありません)。溝の使用限度は残り1.6mmで、保安基準第9条と細目告示第167条が根拠です。冬用タイヤは新品時の50%でプラットホームが現れます。交換時はサイズに加えてロードインデックス(例:LI 91は615kg)と速度記号が元と同等以上かを確認し、空気圧は月1回、指定空気圧の0〜+20kPaに合わせます。

タイヤの寿命に関するよくある質問

タイヤの製造年はどこを見ればわかりますか。

タイヤの側面にある4桁の数字で、前の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年です。例えば「1220」は2020年の12週目に製造されたことを表します。1999年以前は3桁で表示されていました。

タイヤは何年で交換すればよいですか。

日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、使用開始後5年以上たったタイヤは販売店などで点検を受け、外観に問題がなくても製造後10年たったタイヤは交換するよう勧めています。10年は目安で、使用期限や品質保証期間ではないと注記されています。

溝がどれだけ減ったら使えなくなりますか。

残り溝1.6mmが使用限度で、保安基準第9条第2項と細目告示第167条で定められています。1.6mmになるとスリップサインのところで溝が途切れます。小形トラック用タイヤは高速道路を走る場合2.4mm以上が必要です。

冬用タイヤはどこまで使えますか。

冬用タイヤには、残り溝が新品時の50%になると現れるプラットホームがあります。JATMAは、溝深さが50%未満のタイヤを冬用タイヤとして使わないよう呼びかけています。

ロードインデックスとは何ですか。

タイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示す指数です。例えばLI 91は615kg、LI 95は690kgです。インチアップなどでタイヤを替えるときは、元のタイヤと同等以上のLIを確保します。

空気圧はどのくらいの頻度で点検しますか。

JATMAは、走行前の冷えているときに最低1か月に1度点検し、指定空気圧を基準に0〜+20kPaの範囲に調整するよう勧めています。空気圧は自然に1か月で5%程度下がります。

登録手続きの書類や期限を、整備・販売の業務の中で管理するには?

名義変更や住所変更、抹消の期限は「15日以内」が多く、入庫や納車の予定と一緒に管理すると漏れが減ります。顧客と車両の情報、車検証の記録、見積・請求を1か所で扱えるのが自動車整備システム(自動車整備ソフト)や車両販売システム(車販ソフト)です。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかに加えて、整備システム リースなしで導入できるか、電子車検証の読み取りに対応しているかを確認してください。

出典

このページは次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月4日確認)。

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